特別養護老人ホーム
練馬高松園

こんにちは。デイサービスの前田です。いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
皆様、いかがお過ごしでしょうか？猛暑の夏も過ぎ去り、秋風が心地よい季節になってまいりました。今回は皆様に、梅雨から秋にかけて製作した「とびっきり」の作品をご紹介させて頂きたいと思います。
夏祭りに向けて制作した作品は、ひまわり・ぶどう・アサガオです。ひまわりは風に揺られるリアルなシーンを再現する為、花びらの部分を花紙で丁寧に仕上げました。完成後は、同時進行で製作したうちわを使い風を送り、花びらが綺麗になびく様子を皆様で楽しまれておられました。ぶどう・アサガオ製作では、花紙に水を染み込ませ、丸める作業から始めました。指先の運動として取り組んだ「丸める作業」では、完成のイメージがなかなか湧かなかった様子で、「これがどうなるんだろうね？」と皆様で話しながら楽しく進めてきました。色付け、貼り付けの工程を進めるとともに、徐々に作品の全容が見えてくると、「ああー！ぶどうね！アサガオね！」と驚きの表情と新たな話題になっておりました。夏祭りの最後を、大盛り上がりで締めくくったのは、ご利用者様による神輿担ぎです。実はこのお神輿、長く大工職人として勤めていた、ご利用者様のＳ様が、三年前に手作りしたものです。改めてインタビューさせて頂くと、おおよそ1ヵ月間、昼食、体操、リハビリの合間に段ボール作成、デザインはＳ様のアイディアをもとに職員が形にしました。特に苦労した点をお伺いすると、「赤白の布を均等に編む作業と、左右前後のバランスを見ながら神輿を作る事がすごく大変だったよ」と、当時を思い出しながら楽しそうに話して下さいました。また、「毎年楽しそうに担ぐみんなの姿がとても嬉しい。ただ、女性の方が力強く、男ももっと頑張れよ！」と笑いながら話されておりました（笑）今回のブログではＳ様お一人にフォーカスいたしましたが、季節ごとの行事に対する思いや楽しみ方が、ご利用者様の数だけあるなと改めて実感しました。これからも、当園デイの「根拠を持った支援、活動」を体現しながら、皆様のお役に立てるよう取り組んで参ります。
次回は、皆様と共にお祝いした「敬老の集い」の様子をシェアしたいと思います。お楽しみに！